モニターゲストの紹介:シリコンバッグの除去を希望するゲスト
術前の様子をご覧ください。8年前、他院でシリコンバッグを挿入したそうです。確かにバストサイズは大きいですが、どこか違和感がありませんか? お椀をかぶせたような不自然さがお分かりいただけるかと思います。このような状況を払拭すべく、このモニター様はバッグの除去と脂肪注入豊胸によるバストの再生を希望されました。
術前のバストを詳しく見ていきましょう。触感も固く、シリコンバッグ特有のペコペコとした感じが伝わってきます。
エコーで確認したところ、皮膚の直下、おそらく表面から3mm未満のところにはバッグがあることが分かりました。
ということは、脂肪はわずか3mmのこの狭いスペースと大胸筋下に、塊にならないように注入しなければいけません。なぜそんな面倒なことをが必要だと思いますか? 次の項で詳しく説明しましょう。
シリコンバッグ除去後の脂肪注入豊胸で、厳守すべき3つのこと
美しく仕上げるためには、脂肪は闇雲に注入してはいけません。特に次の3つのことは、守らなければならないことです。
シリコンバッグのあった場所には、脂肪を注入しない
シリコンバッグが入っていた箇所は空洞になっています。当然血管も通っていません。このような場所に生きた脂肪細胞を注入しても生き残ることができず、いずれ壊死します。壊死した脂肪はしこりになるか、悪くすると炎症を起こすこともあるでしょう。
脂肪の注入はシリコンバッグを取り出した当日に行う
シリコンバッグを取り出した後にできる空洞は数ヵ月経つと閉じて無くなります。一部のドクターは、この状態を待ってから脂肪を注入すべきだと主張していますが、それは間違いです。空洞が閉じる際、周辺組織や皮膚は癒着するので、閉じてしまった後に脂肪を注入するのは大変困難になります。皮膚がきれいに持ち上がらないので、仕上がりの形が悪くなってしまうのです。
脂肪は塊で注入してはいけない
脂肪を塊で入れるのも厳禁です。塊で入れた場合も、脂肪に十分な酸素や栄養が行き渡らず、しこりになるでしょう。とくに塊の中心部分が問題を起こしやすいと考えられます。
シリコンバッグを取り出した後の胸の状態は?
次に、先ほどのゲストの手術中の画像をお示ししましょう。こちらはシリコンバッグを取り出した状態のバストです。完全にフラットというより、バッグが入っていた分、多少えぐれているようにも見えます。このような状態を見ると、多くの方が再度豊胸を希望されるのも大いに頷けませんか。 先ほどの3つの鉄則を順守しながら、ここに脂肪を注入していきます。
シリコンバッグ除去後の脂肪注入豊胸でバストは見事に復活!
脂肪注入豊胸の成果をご覧ください。こちらは術後3ヵ月後との比較です。サイズは多少小さくなりましたが、自然な形、自然な感触のバストに復活しました。特にデコルテの部分が象徴的ですよね。脂肪注入豊胸後のデコルテは、なだらかにふっくらとしています。しっかり定着して、生まれ持ってのバストと何ら遜色はありません。
出典:大橋昌敬一 豊胸専門ブログ
触ったときの揺れ具合など、動画だとより詳しくご確認いただけます。是非合わせてご覧ください。
- 知恵まとめ
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- 多くのゲストは、シリコンバッグの除去後に脂肪注入豊胸を希望する
- シリコンバッグ除去後の脂肪注入豊胸では、守るべき3つの鉄則がある
- THE CLINIC ではこれら脂肪注入豊胸の鉄則を順守した施術を行っている