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診療録

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豊胸シリコンバッグの長期挿入で何が起きる? バッグ除去の相談実例

第66録
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豊胸大国アメリカのFDA(食品医薬品局)は「豊胸シリコンバッグの寿命は10年。11年以内に片方は破損する」との調査結果を公表しています。しかし、日本では寿命を明示されておらず、豊胸バッグを10年以上挿入している方も少なくありません。果たして、シリコンバッグの挿入年数が長いとどんなことが起こるのでしょうか。実際にシリコンバッグの除去の相談にいらした女性の事例を挙げていきます。

【除去相談】豊胸シリコンバッグを入れたバストが硬くて……

シリコンバッグ 除去 トラブル

シリコンバッグの除去相談にいらしたのは、17年前に豊胸手術をされた女性です。写真では、一見問題のないのバストに見えるかもしれません。しかし、バストの状態を確認したところ、シリコンバッグの挿入年数が長いためにカプセル拘縮が強く、右胸は変形していました。

豊胸シリコンバッグの状態をエコーで確認→除去

シリコンバッグ 豊胸 エコー

THE CLINIC では、術前のエコー検査を行っています。それは万全な体制で抜去ができるよう、シリコンバッグの位置や破損の有無などを把握するため。(詳しくは「豊胸シリコンバッグ挿入後にエコー検査が欠かせない3つの理由」をご覧ください。)
この女性のシリコンバッグは乳腺下に挿入されており、一部被膜の石灰化が見られました。

衝撃! 豊胸シリコンバッグ除去直後のバスト

シリコンバッグ 豊胸 除去

シリコンバッグ除去直後のバストをご覧ください。びっくりする方も多いかもしれませんが、シリコンバッグを抜去すると、この方のようにフラットなバストになってしまうケースも。シリコンバッグがバストを圧迫しているため、周辺組織(乳腺や皮下脂肪、大胸筋など)が委縮してボリュームがなくなってしまったのです。さらに、長年の挿入で組織が圧迫され続けた場合、写真の右胸のようにくぼんでしまうこともあります。

取り出した豊胸シリコンバッグと石灰化の画像

画像左は、バストから取り出したシリコンバッグです。右胸のシリコンバッグは破損しており、術前エコーの通り、石灰化が認められました。
右の画像はシリコンバッグ除去後、右胸のカプセル内を洗浄したのですが、バッグが破損している影響で濁った水(赤に近い色)が出てきたところです。細かい粉は、被膜内にあった石灰化です。もちろん、しっかりと洗浄して石灰化を取り除いています。

シリコンバッグ 除去 画像

豊胸シリコンバッグ除去後のバストを見てショックを受ける方も多い

シリコンバッグを抜去すると、当然ながらバストのサイズがダウンします。それだけでも精神的ダメージは大きいのですが、今回の方のように挿入年数が長かったり、強度の石灰化が起きたりしているとバストがくぼんでしまうことも。そんなシリコンバッグ除去後の豊胸として多くのゲストが希望されるのが、コンデンスリッチ豊胸への入れ替えです。人工物ではなく自身の脂肪を注入するので、柔らかくて自然なバストが手に入ります。ご紹介した症例ゲストもシリコンバッグ除去後のコンデンスリッチ豊胸を希望された一人です。
なお、シリコンバッグ抜去後のコンデンスリッチ豊胸の症例は、「不自然な胸を改善! 豊胸バッグ除去のビフォーアフター画像」をご覧ください。

冷たい、硬い、不自然……。シリコンバッグ豊胸後のお悩みを解決できるのが、コンデンスリッチ豊胸です。ご自身の脂肪で自然なバストを手に入れてみてはいかがでしょうか。

知恵まとめ
  • シリコンバッグの挿入年数が長い場合、破損や石灰化などのリスクがある
  • シリコンバッグ除去後、フラットまたは陥没したバストを見てショックを受ける方も少なくない
  • 多くのゲストに選ばれている豊胸術が「コンデンスリッチ豊胸」

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