豊胸がバレる原因1 :触感に違和感がある
気づかれるケースでまず多いのが「触った感じがおかしい」という理由です。特に豊胸シリコンバッグにトラブルがあると、違和感が目立つようになります。
Q:彼氏に「シリコン?」と聞かれました。
豊胸シリコンバッグを3年前に入れました。形、大きさともに満足していたのですが、最近、右胸の内側が変形していることに気づきました。特に胸を寄せたときにはっきり見えます。また、横向きに寝ると、豊胸シリコンバッグの形が手で触れるようになりました。
彼氏にもSEXの時に「なんか触った感じパコパコしてる。これシリコン?」と言われてしまい、ショックです。取り出して他の豊胸をしたいのですが、痩せ型でも脂肪注入豊胸はできますか?傷は残りませんか?
A:豊胸シリコンバッグの破損、カプセル拘縮などが考えられます。
- シリコンバッグの破損した症例画像
見た目にも変形しており、片方だけ「パコパコする」原因として、まず考えられるのが豊胸シリコンバッグの破損です。豊胸シリコンバッグは人工物ですから、どうしても経年劣化が避けられません。この方は豊胸シリコンバッグを入れてまだ3年とのことでしたが、異物を身体に入れたことによる拒否反応のひとつ「カプセル拘縮」を起こしてしまった場合や、豊胸シリコンバッグに強い圧力がかかった場合、破損することは十分考えられます。
また生理食塩水や液状シリコン、コヒーシブシリコンなどを使った場合は、破損の恐れはより高いと言いえでしょう。破損したバッグは、炎症を防ぐためにできるだけ早く摘出(抜去)し、シリコンを体内に残さないよう、きちんと洗浄する必要があります。
実際に破損してしまうと中のシリコンが被膜の中に漏れ出します。片胸だけしぼんだ触感になり、写真のようにバストがシワになったりすることもあります。
豊胸シリコンバッグの折れ曲がりが原因でバレることも
もう一つ、「パコパコ感」の原因として考えられるのが、豊胸シリコンバッグの縁が折れ曲がる「リップリング」(触るとバッグのふちの感触が分かる現象)です。触ると「いかにもバッグ」な異物感があるだけでなく、見た目にもバッグの角や縁がハッキリわかることがあります。バストを寄せたり、動かしたりするとさらに目立ちます。これらは、痩せ形で脂肪組織があまりない方によく見られる症状です。
豊胸シリコンバッグを異物感ゼロのまま保ち続けるのは困難
シリコンバッグ豊胸の場合は、自覚症状や触り心地、見た目にも問題がないまま数十年キープできるということは、まずないといっていいでしょう。中には、乳首の感覚の鈍化やバストのしびれに悩み、セックスが苦痛になったという方も少なくありません。異物感や痛み、不安に加え、旦那さまや彼氏に「いつバレるか」という精神的負担で、多くの女性が苦しんでいるのが現実です。
後編では、パートナーに気づかれることが多い、そのほか2つの原因について解説します。
後編:【冷たさで発覚? シリコンバッグ豊胸がパートナーにバレる3大原因】
- 知恵まとめ
-
- シリコンバッグ豊胸後、パートナーにバレるのを恐れて相談に来る女性が多い
- 実際にバレてしまった例では「触感の違和感」がよくある原因の一つ
- 触り心地が不自然になる原因には、バッグの破損や折れ曲がりなどがある