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豊胸手術後の左右差はすぐ受診! シリコンバッグの異常サイン【前編】

第46録
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豊胸シリコンバッグの挿入手術後、バストの左右差に悩み、抜去(摘出)を考え始める人はたくさんいます。乳首の高さ、向きが違う、片方だけが腫れてきた……。そこにはどんな原因が考えられるのでしょう?

豊胸手術後に生じる左右差の原因はひとつじゃない

シリコンバッグの豊胸手術後に生じる左右差の原因には、いくつか代表的なものがあります。実例写真とともに解説します。

左右差の原因①:豊胸シリコンバッグの破損+カプセル拘縮

豊胸シリコンバッグ 破損 カプセル拘縮

こちらの方は6年前、他院でシリコンバッグの豊胸手術を受けられました。右胸は手術後にすぐ硬く感じ始め、右腕が上がりにくい状態。左胸は最近大きさがしぼみ、脇に広がってきた、という左右差でお悩みでした。
エコーで検査したところ、豊胸シリコンバッグは両胸ともに破損。右側は触っても動かないほどカプセル拘縮で硬くなっていました。また左胸は破損して漏れ出したシリコンがバストの内側と外側に滲出しているため、四角いフォルムになっていました。

左右差の原因②:豊胸シリコンバッグ破損+炎症+バッグ挿入位置の誤り

豊胸シリコンバッグ 失敗 画像

このゲストは、右胸が左胸の1.5倍ほどに腫れあがっていました。右胸に入れていたシリコンバッグが破損し、漏れ出したシリコンによって強い炎症が起こり、触るとカチカチの状態に。エコー検査でも高度の炎症がはっきり確認できました。 左胸もなんとなく歪んでいますが、こちらは豊胸シリコンバッグの挿入位置の問題。乳輪が外側に押されてしまう位置にバッグが挿入されていました。

左右差の原因③:強いカプセル拘縮+石灰化

豊胸手術 拘縮 石灰化 画像

この30代女性は、10年前にコヒーシブシリコンバッグで豊胸手術したそうです。手術後左胸だけが硬くなり、バッグが上側に持ち上がって、乳輪の高さや向きが左右まったく違う状態になっていました。
エコーの検査で分かったのは、強いカプセル拘縮と石灰化でガチガチになっているということ。他院に相談したところ「乳輪か、乳房の下を切開しないと取り出せない」と言われ、THE CLINICに相談に来られました。

豊胸手術後に生じるバストの左右差は、シリコンバッグの異常を知らせるサイン

豊胸シリコンバッグは、手術後10年前後での交換が推奨されていますが、10年に満たず異常が出ることも実は大変多いのです。カプセル拘縮や炎症が起こった場合、痛みが伴うことも……。またカプセル拘縮が起きていなくても、元々バストの豊かな人が大胸筋下法で手術すると、アンダーバストの位置がずれて左右差が出ることがあります。
こういった異常を長年感じながらも放置していると、取り出すのが困難になってしまいます。特に手術後15年経過すると、高い確率で石灰化が起こり抜去(摘出)が難しくなったり、抜去(除去)後に脂肪で再び豊胸しようとしても、左右差が出てしまうことがあります。少しでも異常を感じたらすぐに受診しましょう。

後編:【豊胸手術後の左右差放置はなぜ危険?改善例を画像で紹介】

知恵まとめ
  • シリコンバッグでの豊胸手術後に左右差で悩む女性は多い
  • 「破損」「炎症」「カプセル拘縮」「石灰化」などが主な原因
  • 放置すると抜去が困難に。手術後に異常を感じたらすぐ受診
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