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同日手術3つのメリット~豊胸シリコンバッグ抜去後の脂肪注入豊胸【後編】

第41録
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美容外科業界ではかつて「豊胸シリコンバッグの抜去後は、最低3カ月あけて脂肪注入したほうがいい」という説が有力でした。しかし前編でご紹介したように、その見解は誤解だったことが証明されました。 THE CLINICでは、豊胸シリコンバッグの抜去と同時のコンデンスリッチ豊胸をお勧めしているのですが、後編ではそのメリットを詳しく解説しましょう。

前編:【数カ月後が安全はウソ?~豊胸シリコンバッグ抜去後の脂肪注入豊胸】

豊胸シリコンバッグ抜去と同日の脂肪注入はメリットが多い

シリコンバッグを卒業される多くの方は、「トラブルはもうたくさん。自然なバストを取り戻したい」と願っておられます。そのためには、バッグ抜去から期間を空けず、同日に手術することが大切です。

メリット1:精神的ストレスが軽減できる

豊胸手術 シリコンバッグ抜去 症例画像
組織が圧迫され続けると変形し、シリコンバッグを取り出した際に凹んでしまうことも……。

長年入っていた豊胸シリコンバッグを体から取り出すと、多くの方が「これが自分のバスト!?」と、その変化に大変ショックを受けられます。それは、バッグによって周囲の乳腺組織、皮下脂肪、大胸筋、肋骨などが圧迫され、組織が薄くなっているためです。また、皮膚も伸びてハリや弾力を失い胸がシワシワになることも……。
右の写真は、他の美容外科クリニックの豊胸手術で10年前に入れたシリコンバッグを、当院で取り出した直後のものです。この方は高度のカプセル拘縮や血腫の影響で、胸の変形が重症化していました。ここまででなくとも、長年挿入していたバッグ抜去(摘出)後は組織の圧迫も進んでいるため、バストが凹んでしまうことも珍しくありません。つまり、バッグを抜去(摘出)しただけでは、美しいバストラインに戻すのは非常に難しいのです。
そのため「脂肪注入まで数カ月待ちましょう」と言うと、ほとんどの方がボリュームを失い、シワシワになったり凹んだ胸で過ごすことに精神的ストレスを感じるでしょう。THE CLINICに寄せられるお悩み相談を見る限り、バストラインにそこまでの劣化がなかったとしても、シリコンバッグを入れる前の大きさに戻っただけでストレスを感じる人は多いのです。目が覚めた時には脂肪への入れ替え手術も完了している、バッグ抜去と同時の脂肪注入豊胸術であれば、このような状況に耐える必要はありません。

メリット2:しこり・脂肪壊死が防げる

脂肪注入豊胸術は注入器をバストの様々な層に挿入して行います。このとき、豊胸シリコンバッグを抜去(摘出)したスペース(ポケット)に脂肪を注入してしまうと、しこりや脂肪壊死による強い炎症が起こる可能性があります。しかし抜去直後の注入であれば、スペースの位置がはっきりと分かっているので、被膜内を避けることができます。
また、豊胸シリコンバッグを抜去したわきの下の傷口がまだ開いているので、万が一、脂肪がポケットに入ってしまってもすぐ洗浄して取り除くことが可能。
以上の理由から、同日施術はしこりや脂肪壊死のリスクを大幅に減らすことができるのです。

メリット3:美しいバストに仕上がる

豊胸シリコンバッグ抜去(摘出)後も、バッグが入っていたスペース(ポケット)を避けて周辺組織に少量ずつ脂肪を分散して注入すれば、安全にボリュームアップできます。そしてこれはむしろ「同日だからこそキレイに仕上がる」という傾向が強いのです。
バッグ抜去から数カ月経つと、個人差はありますが一部の皮膚や組織は癒着が始まっている場合もあります。そうなった後で脂肪を注入しても、きれいに膨らまず凸凹になってしまったり、触り心地がイマイチだったりすることが多いのです。
一方、シリコンバッグに圧迫されて注入スペースが薄く、狭くなっている抜去直後であっても、THE CLINICでは分散して細かく入れる「マルチプルインジェクション」という技で安全にできるだけ多くの脂肪を注入します。その結果、ポケットも均一に収縮し、ふんわりと美しく触り心地の良い胸になるのです。

豊胸手術 シリコンバッグ抜去 脂肪注入

その他、豊胸手術を同日に行うとこんなメリットも!

手術のためにスケジュールを調整するのは大変です。忙しい方ほど「一度で済ませたい」と思われることでしょう。
また、程度の差はあれ、豊胸手術後は痛みやダウンタイムが数日間続きます。数カ月のうちに何度も麻酔を打ったり、同じ傷口を切り開くなど、痛い思いをするのは誰でも避けたいはずです。同じ日に手術すると、寝ている間に一度ですべてが済んでしまうので、負担が少なくて済みます。

【実例紹介】豊胸シリコンバッグが破損していても同日手術で自然なバストに

実例をひとつ、ご紹介します。このゲストは小柄な方でしたが、体格に見合わないほど大きなシリコンバッグで豊胸されていて、硬いボールが入っているような状態でした。エコー検査でも、カプセル拘縮がかなり進行し、両方のシリコンバッグが破損していることも判明。難しい入れ替え手術になることはカウンセリングの時点で明白でした。

豊胸手術 シリコンバッグ 失敗

こちらが右胸の豊胸シリコンバッグだけを抜去(摘出)した状態です。カプセル拘縮のせいで被膜が厚くなっていることに加え、バッグの圧迫で大胸筋や肋骨が陥没するように変形していました。両側ともに275ccの豊胸シリコンバッグが入っていましたが、シリコンがほとんど流れ出していたので、丁寧に洗浄する必要がありました。

シリコンバッグ 破損 画像

シリコンバッグの抜去と同時のコンデンスリッチ豊胸は、バッグを包んでいた「被膜」に傷をつけずに取り出すことがとても重要です。もし被膜を剥離してしまうと、そのそこからポケット内に脂肪が入ってしまうことが考えられるからです。そのため、この大きなバッグを傷口から最短距離で、被膜を剥離せずに取り出すには高度な技術が必要でした。
しかし今回も、事前のエコー検査でバッグの位置や状態をしっかり把握していたため最小の剥離で済み、脂肪壊死を心配せずに様々な層に細かく注入することができました。

豊胸手術 シリコンバッグ 脂肪注入

脂肪は右270cc、左250ccとたくさん注入できました。さらに、術後のエコー検査で脂肪のオイルがつまった嚢胞や、脂肪がオイル化していない充実性のしこりがないことも確認できています。バストサイズは少々小さくなりましたが、横になっても流れる、自然な手触りと温度を取り戻され、大変喜んでいただけました。
THE CLINICの同日施術なら、このように組織が薄くなっている箇所に多めの脂肪を入れなければいけないケースでも、美しいバストを手に入れていただけます。

知恵まとめ
  • バッグ抜去+脂肪注入豊胸の同日施術はで、精神的ストレスがなくなる
  • さらに脂肪壊死やしこりのリスクも回避しやすい
  • 注入箇所が凸凹せず、美しいバストラインに仕上がるメリットも
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