1. コンデンスリッチ豊胸は1サイズアップ? 口コミ噂の真相

診療録

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コンデンスリッチ豊胸は1サイズアップ? 口コミ噂の真相

第35録
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豊胸シリコンバッグの摘出(抜去)と同時に、コンデンスリッチ豊胸による脂肪注入への入れ替えを考えている方へ。ネットの口コミを調べていると、賛否両論、本当にさまざまな意見が見つかりますよね。中には他院のドクターが否定的な意見を書いているケースもあって、「本当にコンデンスリッチ豊胸でいいの?」と不安になるのではないでしょうか。そこで今回の診療録では、ネットで流れているあの噂にお答えします。

コンデンスリッチ豊胸は術後に脂肪が吸収されてサイズが元に戻る?

「コンデンスリッチ豊胸後、数カ月で脂肪が吸収されて、バストが元通りの大きさに戻ってしまった」。こんな口コミが、ネット掲示板に掲載されていることがあります。コンデンスリッチ豊胸で、本当にバストは元通りにしぼんでしまうことがあるのでしょうか?

コンデンスリッチ豊胸は正しく施術すれば定着率は高い

考えられる一番大きな理由は、施術直後の腫れによる「錯覚」です。施術直後に約150%に腫れ上がったバストを見慣れると、脂肪が定着して腫れが落ち着いた後は、どうしても「小さくなった」と感じてしまいます。さらにそれまでの期間が3ヶ月ほどですから、豊胸前のサイズを忘れている方も多いのです。
しかし、ご安心ください。コンデンスリッチ豊胸は、脂肪の生着率が約80%と、非常に高い施術。脂肪が壊死しないよう、少量ずつ様々な層に分けて注入すれば、サイズが変わらないなんてことはありません。

コンデンスリッチ豊胸

コンデンスリッチ豊胸を受ける前に必ず認定クリニックか確認を

この技術はFDA(アメリカ食品医薬品局)が承認したLIPOKITという機器と、それ専用のシリンジやフィルターを使って施術することが欠かせません。吸引から注入まで、脂肪が空気に触れることが一切ないよう、研修を受けたドクターが正しいプロセスを踏んで施術することが大切です。日本国内では、こういった正規の工程でコンデンスリッチファット(CRF)療法を提供する医療機関に、日本医療脂肪移植研究会CRF協会が認可マークを発行しています。
ところがこの認証を得ないクリニックが、「遠心分離機を使って」「脂肪を濃縮」「コンデンス」といった、コンデンスリッチ豊胸と誤解させるような文言で広告を展開しているケースが後を絶ちません。採取した脂肪が空気に触れると、定着率が弱まってしまうだけでなく、感染の危険が高まります。正しいプロセスを経ていない類似サービスでは、こういった危険性に加え、大きなしこり(石灰化)や脂肪壊死まで起こしてしまうことがあります。
そのクリニックがCRF協会から認証を受けているかどうかは、ホームページで確認することができます。また、正規のプロセスで施術した証として、認可クリニックには証明書を発行することが義務づけられています。施術を受ける前には、認可マークの存在と証明書が発行されるかどうかを必ずご確認ください。

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シリコンバッグ豊胸から脂肪注入豊胸に入れ替えてもサイズは維持できる

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もうひとつ知っていただきたいのは、「正規のコンデンスリッチ豊胸なら、シリコンバッグを入れたバストとほぼ変わらないサイズに仕上げることが可能」という点です。
ザ・クリニックでは2013年、シリコンバッグ摘出(抜去)と同時にコンデンスリッチ豊胸を行った165人の方のバストサイズの変化を追跡調査しました。この結果、バッグ抜去前と脂肪が定着した後のバストのサイズ差(トップとアンダーの差)は、平均で約-1.8cmということが分かりました。ただし、この165人の中には、体内に異物を入れたことによる拒否反応(カプセル拘縮)でバストが硬く盛り上がるように変形していたケースも多かったため、実際には数値的な変化はもっと少ないと考えられます。つまり、シリコンバッグ抜去と同時のコンデンスリッチ豊胸なら、ほぼ変わらないサイズをキープできるのです。

シリコンバッグ豊胸から脂肪注入豊胸へ乗り換えがおすすめの理由

先にも少し触れましたが、注入した脂肪が定着するかどうかは「皮膚の伸び」にも大きく影響されます。皮膚に余裕がないと、注入しても中はギュウギュウの状態。脂肪はそれだけ生き残りにくくなります。授乳でバストが大きくなったことがある人や、豊胸シリコンバッグで長年にわたり皮膚や組織が引き伸ばされていた人、2回目の脂肪注入の人など、皮膚が一度伸びている方が脂肪注入に有利と言うのには、こういう理由があります。
このような理由からも、豊胸シリコンバッグの抜去と同時のコンデンスリッチ豊胸という選択には、大きなメリットがあります。

セリューション豊胸や、ピュアグラフト豊胸の方がバストアップできる?

脂肪注入による豊胸手術にはいくつか種類があります。なかでも、ゲストがコンデンスリッチ豊胸とよく迷われるのが「ピュアグラフト豊胸」や「セリューション豊胸」。ネット上には「脂肪の定着率はセリューション(ピュアグラフト)豊胸の方が優れている」という意見もありますが、実際はどうでしょうか。

ピュアグラフト豊胸では老化細胞を除去できない

ピュアグラフト豊胸は、2枚のフィルターで脂肪をこして不純物を取り除き、注入する方法です。脂肪採取から注入まで、基本的には無菌状態で行うことができるのがメリットです。ただ2つ、心配な点があります。1つ目は、死活細胞(すでに死んでしまった細胞)やその破片を取り除くことはできても、肥大化して衰えた老化細胞を取り除くことはできない点です。
一方、コンデンスリッチ豊胸は、ウェイトフィルターという器具で圧力を高め、あえて老化細胞を破壊し、オイル化して取り除くことができます。こうすると脂肪細胞や脂肪幹細胞の密度がより高まり、同じ体積の中でも「健全な細胞」の割合が増えるのです。

コンデンスリッチ 豊胸

洗浄液が一緒に注入されるため注入量に誤解が生じる

ピュアグラフト コンデンスリッチ

ピュアグラフト豊胸の心配な点2つ目は、不純物を取り除く際に、密閉袋に脂肪を入れて洗浄液で洗うという点です。このためこの洗浄液と、取り除かれなかった老化細胞が、健康な脂肪に混ざった状態で注入されることになります。 またこの洗浄液は、実際の脂肪の注入量に誤解を与えています。CRF協会がピュアグラフトで抽出した脂肪を遠心分離にかけた調査では、注入する体積のおよそ30~40%が洗浄液で占められていることがわかりました。
一方、コンデンスリッチ豊胸は、先ほどお伝えしたように不健康な脂肪細胞を破壊して取り除くため、健康な脂肪だけが残ります。こういったプロセスでの違いで、脂肪の定着率、しこりのできにくさに差が生まれるのだと考えられます。

採取した脂肪の半分を無駄にしてしまうセリューション豊胸

セリューション豊胸は「脂肪幹細胞注入」とも呼ばれています。脂肪の定着率はコンデンスリッチ豊胸とほぼ変わらない80~90%とされています。
しかし、セリューションをはじめとする脂肪幹細胞注入は、吸引して採取した脂肪のおよそ半分が幹細胞の抽出のために使用されるということをご存知でしょうか。つまり注入用には使えず、半分の脂肪が無駄になってしまうのです。

セリューション豊胸はもともと脂肪の多い人向き

たとえば、一回の脂肪吸引で800ccの脂肪が取れたとしても、注入に使えるのはその半分の400cc。そして多くの広告でうたわれている通り、80%が定着しても、最終的には320ccしかバストになりません。つまり、せっかく採取できた脂肪の40%、片胸でたった160㏄しかバストに定着しない計算になります。採取した脂肪の定着率から見ると、脂肪を吸引してただ注入するだけの従来の脂肪注入法と、計算上は差がなくなってしまいます。
注入量から逆算してみましょう。片側250ccが一度に注入できる目安だとすると、セリューション豊胸で必要な脂肪の量は、ロスする分も含めて1000cc。一方、コンデンスリッチ豊胸なら、必要な脂肪は666cc程度。もともと脂肪が多い人は、セリューション豊胸で幹細胞を取り出し、注入する方法が理に適っているかもしれませんが、脂肪の少ない日本人にはおすすめできない理由が、これでお分かりいただけたでしょうか。

コンデンスリッチ 豊胸

薬品で脂肪を取り出す手法に海外では規制も

もうひとつ、セリューション豊胸のように薬品(コラゲネーゼ、トリプシンなど)を使用して幹細胞を抽出する方法は、ヨーロッパではすでに規制が始まっていることにもご注意ください。イタリアではバストへの使用が禁止され、アメリカのFDAも規制の動きがあります。今後この波は広がっていくと考えられています。

セリューション豊胸の手術時間はおよそ6時間

さらに負担が大きいのは、手術時間の長さです。幹細胞の選別に時間がかかるため、手術時間は最低でも6時間。麻酔が2度必要になる場合もあります。一方、コンデンスリッチ豊胸では、脂肪の採取と抽出が同時並行でき、再注入まで続けて行えるので、手術時間は約2時間半と半分以下の時間で済みます。体の負担が軽減できるだけでなく、脂肪が新鮮なうちに注入できるというメリットがあります。

一口に脂肪注入豊胸といっても、クリニックによって施術方法にかなり違いがあります。より少ない脂肪で大きな成果をあげられるように、上記のポイントを参考になさってください。コンデンスリッチ豊胸を選ぶ場合は、必ず認証クリニックか、証明書が発行されるかどうかの確認をおすすめします。

知恵まとめ
  • 2回に分けることで、コンデンスリッチ豊胸も2〜3サイズアップ
  • シリコンバッグ豊胸から乗り換えても、ほぼ同じサイズを維持できる
  • 脂肪の抽出法の違いで施術後の定着率には大きな差が出る
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